選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
ダイレクトメールは「マーケティング三種の神器」とも呼ばれるくらい強力なツールです。
実際、ダイレクトメールを使ったキャンペーンでは赤字を出す方が難しい言っても良いでしょう。
私が実施した中で最も効果が高かったダイレクトメールは成約率34%にも達しました。通常の広告物の反応率は0.1%程度ですから、340倍の成約率が出た計算です。
これだけ強力なダイレクトメールですが、気をつけなければならないことがあります。それは「ダイレクトメールを読んでもらうにはまず開封してもらう必要がある」という点です。
あなたも自宅のポストにダイレクトメールが届いたら、まず封筒を見て開封するかそのまま捨てるかを判断すると思います。
このとき、「封を開ける」と判断してもらえるかどうかが最も高いハードルなんですね。
DMの効果を高める三つのテクニック
開封率を上げる方法は大きく三つあります。
- 差出人を明記する
- 中身が役に立つことを封筒に書いておく
- 中にお手紙以外の何かを入れておく
差出人を明記するというのは読んで字の如くです。お客さんは差出人が誰だか分からないダイレクトメールは売り込みと判断して捨てる傾向があります。だから、差出人がお客さんにとって知っている人である、というのはとても大事なんですね。
二つ目の「中身が役に立つことを封筒に書いておく」というのはティザーコピーと呼ばれるテクニックです。無地の封筒では興味を持ってもらえず、お客さんが開封しようという気になってくれないため、封筒そのものに興味を引くような見出しを書いておくというわけです。
最後の封筒にお手紙以外のものを入れておく、というのはコストはかかりますがとても効果的です。封筒を手にしたとき、中に何か厚みのある紙以外の物が入っていると分かれば、ついつい開封したくなりますよね。これまで見たことのあるものだと、ブーメランや方位磁石が入っていました。
この三つのテクニックの他に、そもそも封筒を開けなくても良いようにするという方法もあります。それは、封筒自体を透明にしてしまうというやり方です。A4の透明袋に手紙を入れ、中の見出しを隠さないように宛名を貼れば、お客さんは開封しなくても封筒の中身を見られますよね。
もちろん、興味を持ったら開封してじっくり読んでもらう事もできます。
ダイレクトメールを送るときは開封してもらう仕掛けを入れるか、透明封筒で送るようにして下さい。元々効果の高いダイレクトメールが、さらに効果的に機能します。
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