広告物の効果を測定する

広告の運用

選ばれ続ける仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

人間は大きな投資をしてそのまま、という失敗をしてしまいがちです。

これを行政がやると「ハコ物行政」なんて言われるわけですが、ビジネスでも知らず知らずの間にやってしまっているケースがあります。

これまで、ホームページを作ってそのまんま、通販サイトを作ってそのまんま、という例について解説し、それを避ける方法についてお伝えしてきました。

今回は広告費をかけてそのまんま、という状態を回避する方法をお伝えしたいと思います。

一番多いのは、どこかの雑誌や新聞が営業にやってきて「広告出しませんか」と言われるがままに広告を出し、そのままになってしまう、というパターンです。

社長仲間では「地元で一番の新聞に載った」とか「あの雑誌で記事(風広告)になった」なんて話題になりますが、実際その広告によってどのくらいい売上が増えたのかよくわからないというケースがほとんどでしょう。

これは「とりあえず広告費を使った」だけで、その後の運用ができていない状態です。

広告費を使ったらちゃんと回収しよう

これを改善するために必要なことはたった一つです。それは超大手企業がやっているようなイメージ広告ではなく、その広告でどのくらい売上が増えたのかわかるタイプの広告を出す、ということです。

例えば、「電話をかけて広告を見たと言ってくれたらプレゼント」とか、「この広告を切り抜いてお店に持ってきたら割引」という内容の広告にしておけば、その広告を見て何人お客さんが来たかわかりますよね。

実際にやってきたお客さんが使ってくれた金額と広告費を比べて、十分に利益が出るならその広告には何度も投資する価値があると判断できます。

あまりにコストが釣り合わなければ広告を出すのをやめればOKです。逆にもうちょっとで広告費を回収できそうなら、広告の内容を少しだけ変えてもう一度広告を出し、費用対効果が合うまで改善テストをすれば、その広告で利益を出せるようになります。

雑誌広告などでこの改善をするととてもお金がかかってしまいますので、まずは少ない金額で試せるポスティングや折り込みで広告メッセージの反応をテストして改善すると良いでしょう。反応が良いメッセージができてから雑誌や新聞に広告を出せば、広告で大きな金額を失う心配もありません。

是非あなたも出しっぱなしの広告から改善運用をする広告に切り替えてください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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