効率性を捨てよう

非効率で行こう

自宅の自室より

データビジネスの姉歯です。

経営者は「効率」という言葉が大好きです。僕も、なるべく少ない労力で成果を出す方法や、できるだけ簡単に売り上げを作る方法がないか常に探しています。

もちろん、新規集客や社内の事務作業なら効率を追求した方が良いでしょう。

でも利益を上げる部分、もっと言えばお客さんと関係を築いていく過程については、むしろ効率性は捨てた方が上手く行きます。

コストが低くて一斉送信できるメールよりも紙媒体のお手紙を送ったり、イベントを企画して実際に対面したり、メールを送るなら単純な文章だけではなく動画を使ったコミュニケーションを組み込んだり。

そうやって効率を度外視していくつもの方法でお客さんと人間関係を積み重ね続ける事で、盤石な信頼関係が構築でき、それが強固な顧客基盤となってあなたのビジネスを支えてくれます。

大企業と同じ事をやっても勝ち目は薄い

こんな戦略は、膨大な顧客を抱える大企業には不可能です。彼らは効率的な経営を前提とした収益構造になっていますので、こんな手間暇のかかることを始めたらあっという間に赤字になってしまうでしょう。

もちろん、小さな企業が効率的にコミュニケーションするという戦い方もあります。でもそれは今お伝えしたとおり大企業の戦略です。資本力も組織力もある大企業が得意としている分野に、彼らと同じ戦略で中小企業が切り込んで行っても、勝てる見込みは高くありません。

少なくとも苦しい戦いを強いられるのは目に見えています。同じ手間を掛けるなら、競合と戦うために労力を使うより、お客さんと信頼関係を深めるために労力を使った方が良い結果を期待できます。

2021年も間もなく終わります。2022年は「非効率」をキーワードに顧客との関係性構築に取り組んで下さい。時間はかかりますが、コロナウィルスが再燃しようが、新たな危機が発生しようが、揺るがない経営基盤を作れる事を約束します。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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