宮城大学のラウンジより
データビジネスの姉歯です。
売上拡大のお手伝いをしていると、販売についてのハウツーを求められることがあります。
もちろん、ノウハウは持っていますし、実際にお伝えしてやってもらうこともあります。でも多くの場合、ノウハウを伝える前に「商品を売りたいと思っていますか?」という確認をさせていただきます。
特に、ノウハウを使って短期的に売上を作るのではなく、長期的に売上を伸ばし続けたい場合、この質問はとても重要です。
当然、表面的な意味では商品を売りたくないと思っている人なんかいません。でも、自分の扱っている商品がお客さんにとって本当に役立つもので、世の中にどんどん広げたいと心の底から願っている人はそんなに多くはない、というのが僕の実感です。
心の底から売りたいと願う事が重要な理由は単純で、それによって成約率と売上が変化するからです。
商品への思い入れはお客さんに伝わる
もしかしたら「精神論か?」と思った方もいらっしゃるかも知れません。確かに「売りたいと思っているかどうか」は数値化できないため、明確な証拠がある話ではないのですが、売りたい気持ちは確実に売上に影響を及ぼします。
なぜなら、人が何かを買うときは感情で決断するからです。自分の商品が相手にとって役に立つと信じている人は、心の底から商品をおすすめします。一方、売らなければという義務感で売っている人は心のどこかで引け目を感じながら商品を販売します。
売られる側はこの小さな違いを敏感に感じ取ります。結果、心の底から勧めている人の商品は良い物と感じ、そうではない人の商品にはあまり心を動かされない、という結果につながるんですね。
もし商品が売れなくて苦労しているなら、是非扱っている商品について詳しく調べてみてください。あなたが良い商品を扱っているなら、調べれば調べるほど「なんて良い商品なんだ!」と思えるはずです。
そうなれば、商品の売れ行きはどんどん上がって行きます。
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