宮城大学の講義室より
データビジネスの姉歯です。
学校教育では、一度取り組んだことは最後までやり抜くのが良いことだと教わります。
途中でやめるのは良くないこと、とされている訳ですね。
確かに、しっかりじっくり準備をして、やるんだと決めたことなら最後までやり抜く方が良いケースもあるでしょう。
でも、そのためには事前に成功した時のメリットと失敗したときのリスクをしっかり天秤にかけて、どんな戦略で進めるか考えないと取りかかれません。
ビジネスの世界では、そんな事をしている間にチャンスが去ってしまいます。
だから、まずはテストのつもりで、誤解を怖れずに言えば軽い気持ちで取り組んだ方が良い結果を出せることが少なくありません。
やってみなければ分からない
事前にどんなにリサーチしても、その行動が成功するかどうかは実際にやってみなければ分かりません。
つまり、まずは最悪でも致命傷にならないリスクに限定してやってみる事が重要なんですね。
例えば、昨日の記事で書いたように一部の人に商品を先行販売して買ってくれる人がいるかどうかテストするとか、広告に何十万円も投資する前に数千円でテストをして効果を確認するとか、商品の製造に投資をする前にOEMで商品を販売して売れるかどうかチェックするとか。
そうやって小さくテストしてみて上手く行くかどうか確認をするのです。
結果、上手く行けばそのまま規模を拡大していけば良いですし、上手く行かなければやめてしまえば良いわけです。
このやり方をすると、途中でやめずに最後まで進められるケースの方が遙かに少ない事が分かるはずです。
ビジネスではむしろそうやって、途中でやめる事の方が当たり前なんですね。是非あなたも途中でやめる事を怖れず、色々な事に挑戦してみて下さい。
コメント
コメント一覧 (2件)
途中でやめる事の方が当たり前。
サンクコストの呪縛から逃れられない人は動きが遅い、頭が固い人。 私は自分が強く推し進めていた事柄でも新しい情報が出てきたらばあっという間に反対の意見に変えることができます。 同じスピードで生きていない人だとこれを理解できないみたいで私はまた苦労します(-_-#)。
途中でやめるには途中でやめられるようにリスクを抑えているのが前提です。
サンクコストがや中止による評判の低下が致命的になればなるほどやめられなくなりますので、普段からそこを見据えて仕事をするのは重要ですね。
また、失敗が多くても、最終的に一つの成功で他の失敗のコストを回収できることも重要です。