東松島の焙煎室より
データビジネスの姉歯です。
お客さんの単価を上げるのはビジネスにとってとても大きな意味があります。
単価が上がれば利益も増え、利益が増えれば同じ収入を得るために働く時間を減らせます。
何より、低単価の商品と高単価の商品を比べたとき、その価格差ほどは高単価の商品を売りづらくはないからです。
例えば、価格が二倍になったとして、販売に掛かる手間が二倍になることはほとんどありません。たいていの場合、手間が増えても1.5倍程度で済みます。
人は本能的に値上げを怖れる
でも、値上げをすることに抵抗を感じる方は少なくありません。それ自体は当然のことだと思います。
だって、値段を上げたらこれまで買ってくれたお客さんが離れてしまうかも知れません。実際は心配するほど客離れしないのですが、ゼロではないのも事実です。
人間は社会を作る生きものです。だから、誰かとの関係性が切れてしまうことを怖れるようにできています。このため、値上げにハードルを感じるのは当然のことなんですね。
もしあなたが値上げにハードルを感じるなら、客単価を上げる最初の方法は、直接的な商品の値上げではない方が良いでしょう。
値上げに頼らない客単価アップ
例えば、いくつかの商品をまとめてセット商品にして売ってみるとか、一つの商品でも2つか3つ買ったら値引きすることにして高単価の購入を促すとか、今の商品よりも上位の商品を用意してお客さんが選べるようにするとか。
そうすれば、これまでの価格で買いたい人はこれまで通りに買ってくれますし、セット品や上位の商品を望む人はそちらを選択できます。
つまり、お客さんの選択肢を増やし、何なら喜んでもらいながら客単価を上げられる訳です。これを試して成果が出る事が確認できれば、値上げのハードルがぐんと下がりますよ。
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