石巻の客先にて休憩時間に
データビジネスの姉歯です。
宮城県は海沿いに仙台東部道路という高速道路があります。この道は盛り土の上にあり、3.11の時は土手のような役目を果たして津波が内陸に押し寄せるのをせき止めました。
違う言い方をすると、この道の海側で亡くなった方は少なくなかった訳です。
あれは3.11の後、暫く経ってからのことでした。この道の近くを走る度に、まだ2歳だったうちの子が「おばけが見える」と言うようになったのです。
え?それってどんなの?と聞いても「おばけ」としか言いません。
僕はオカルトは信じない人ですが、我が子の言う事なら信じない訳にもいきません。なので、しばらくの間「おばけっているの?2歳児の言う事として流してていいの?」と悶々として過ごしました。
しかしある日家の近くの川沿いを散歩していたところ、突如「あ、おばけだ」なんて言い出すじゃありませんか!
え、ここ人が亡くなったって話は聞かないけど?と思いながら固まっていると、、川に流れ込んでくる四角い放水口を指差してもう一度「おばけ」と言いました。
よくよく聞いてみたら、トンネル状のものの中にはお化けがいる、というような絵本を読んだらしく、トンネルを指差してお化けと言っているのだ、ということが分かりました。
海沿いの道でも、土手の下をくぐるように交差する道のトンネルがあり、それを遠目に見て「おばけ」と言っていたようです。
笑い話で済めば良いけれど
今でも時々笑い話として子どもをいじる事がありますが、これ、経営者でもやってしまうことがあります。
インターネットが発達し、様々な情報を得られるようになった結果、本当は専門家でも何でもないのに情報発信をする人が増えました。
そんな人たちはたいてい耳あたりの良いことを書いて注目を集めようとしています。
知らず知らずのうちにそんな情報を見て、それが専門家の正しい知識だと思ってしまっている方が時々いらっしゃるんですね。
もちろん笑い話で済めばそれでいいのですが、売上拡大のために探して見つけた情報が偽物だった場合目も当てられません。
当然成果が出ないどころか、お金と時間を無駄にしてしまいます。
もし成果が出ずに困っているなら、昔何かで調べた適当なことを本当だと信じてないか、ちょっと立ち止まって振り返ってみても良いかもしれません。
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