あなたのチラシは読まれていない

チラシの画像

東松島の焙煎室より

データビジネスの姉歯です。

チラシを出したのに反応がない。。こんなにお得な商品を用意したのに。あんなに綺麗に作ったのに。配布料金だってけっこう掛かったのに!

こんなことになってしまう最大の原因は何だと思いますか?

これはとても単純で、あなたのチラシの反応がないのは読まれていないからです。というのも、お客さんは自分に関係ない事に興味がありません。だから、どんなにお得なものを用意してもお客さんが関係ないと思えば見てもらえませんし、綺麗かどうかもお客さんにとってはどうでも良いことです。ましてや配布料金の事なんてお客さんは考えたことすらないでしょう。

どんなに良い商品を用意しても、どんなに素晴らしいサービスを提供しても、お客さんが知らなければ商品を買ってはもらえません。お客さんに知ってもらうためにはチラシなどを使って広告をする必要がありますが、それを読んでもらうにはお客さんが「自分の事だ!」と思うような内容にしなければならないのです。

効果の出るチラシを作るには

車の広告を例に考えてみましょう。最近の車の広告にはたいてい「アダプティブクルーズコントロール付き!」と書いてあります。これで何のことか分かる人はほとんどいませんよね。これを「前の車と自動的に車間距離を保って走る機能がついています」とすればちょっとわかりやすくなりますが、私が言いたいのはそういうことではありません。

お客さんは「前の車と自動的に車間距離を保って走る機能」には興味がないのです。お客さんの興味は「安全に走ること」「移動するとき疲れない事」「あおり運転が怖い」といった事です。もっと言えば、お客さんは車そのものよりも、車を使って移動した先での体験(例えば買い物やレジャー)が欲しいのではないでしょうか。

ですから、目立つ見出しは「子ども達と全力で遊ぶ”良いパパ”のために」として、「この車には前の車と自動的に車間距離を保って走る機能がついています。自動で前の車について行けるため、最近多いあおり運転をされる心配もなく、安全に目的地まで移動できます。長距離でも疲れ知らずで移動できますので、帰りのことを心配せずに思いっきり子ども達と遊べますよ!」とすれば、お客さん事になって読んでもらえる可能性が高くなります。

「家族の命を守るために」として、アダプティブクルーズコントロールの有無によって事故がどのくらい減るか説明しても良いでしょう。

あなたのチラシ、お客さん事になっていますか?

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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