仙台市内のカフェより
データビジネスの姉歯です。
お客さんと関係性を深める事によって、購入単価と頻度が上がる。これはマーケティングの基本ですし、私もセミナーでよくお伝えしています。
一般的に、この活動は「顧客のロイヤリティを向上させるための活動」と言われていますが、私個人の感覚としては全く逆の印象を持っています。
というのも、事実としては「ロイヤリティを高めるからお客さんがよりたくさん買ってくれるようになる」のではないからです。
一人のお客さんが買う頻度や金額は、どんなに関係性を深めても簡単には増えません。お客さんにも都合や財布がありますし、買う選択をするのは常にお客さんです。
にもかかわらず関係性を深めると購入頻度や購入金額が増えます。その理由は、関係性を深める活動をしないと、お客さんはあなたの競合で買い物をしてしまうからです。
お客さんが特定の商品のために使う金額はだいたい決まっていますが、通常それはいろんなお店に細々と分散しているわけです。これを全てあなたのビジネスに集めてもらえれば嬉しいですよね。
あなたのビジネスにお客さんの消費が集まらない理由は簡単です。それは競合があなたのお客さんを常に狙っているからです。ネット通販が発達した現在、本当の意味で「常に」あなたのお客さんは狙われているのです。
この時お客さんを奪われないために行うのが、私にとっての「お客さんとの関係性を深める」活動なんですね。
「ロイヤリティを高めてもっとたくさん買ってもらう」のではなく、「お客さんを奪われないようにするため」の活動と考えると、その重要性は全く変わります。
あなたのお客さんを奪われないためにも、是非お客さんとの関係性構築に力を入れてください。
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