地域集客は一度では終わらない

石巻の珈琲工房より

データビジネスの姉歯です。

「もうチラシは効果がないんですよ。」

店舗を構えている方にチラシ集客をおすすめすると、そのように返されることがよくあります。ビジネスはいかにリピートを増やすかが肝です。店舗を構えていると物理的にお店に来てもらう必要がありますので、結果として限定された地域で集客をする事になりますよね。

地域で集客をしていると、その地域のお客さんから反応がなくなった媒体は使えないのではないかと考えてしまうんですね。しかもチラシの場合大抵初めはちょっと反応があって、その後いくら出しても反応がなくなりますので「もうこの地域にチラシをまいても効果がない」と考えてしまいがちです。

でも、それはチラシの効果がなくなったのではありません。「チラシがターゲットにしている客層からの反応がなくなった」だけです。例えば、治療院で「腰痛を取るマッサージ」のチラシの反応がなくなったら、それは現時点で腰痛を取りたい人で、あなたのチラシに反応する人が居なくなっただけです。

だから肩こりのチラシに切り替えればまた反応が出てくるはずです。同様に、肩こりのチラシの効果がなくなったら別のターゲット向けにチラシを作れば良いのです。つまり、地域に1万件の世帯があって、あなたが10のターゲットを作れるならば、1万件×10ターゲットで、チラシのターゲットは10万件あるのと同じなのです。

「同じお店から違うチラシが10種類も届いたらおかしいと思われるのではないか」と思った方もいらっしゃるかも知れませんが、そんな心配はいりません。チラシを見て「あのお店ね」と分かってくれる人がたくさんいるほど地域で認知されていたら、わざわざチラシを出さなくてもお店は大繁盛しているはずですから。

追伸

ちなみに「誰をターゲットにしているか分からないチラシ」は誰も見ていないためにほとんど効果がありません。例えば治療院を経営していて「マッサージ60分5,000円」というような誰にでも反応がありそうなチラシを出したなら、「子どもを抱っこして遊びたいおじいさんおばぁさんのためのマッサージ」と変えて出せば集客が見込めるはずですよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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