フチなし印刷はちょっと大変

From:姉歯@DBm

自宅の作業場より

フチなし印刷ってけっこう手間がかかります。

会社で複合機を使っていて、フチなし印刷ができずに困った経験のある方もいらっしゃると思います。自宅の安いインクジェットプリンタならできるのに、なんで会社の高そうな機械でできないのか不思議ですよね。

これは印刷方法の違いによるものです。複合機の場合は色の元になる粉を紙に載せてから熱で定着させます。このため、色を載せた後、熱源まで紙を運ばなければいけません。

この時ローラーで紙のフチを挟んで運ぶわけですが、熱で定着させる前の粉はローラーで挟むととれてしまいます。だから複合機は縁なし印刷ができないんですね。

一方、家庭用の安いプリンタは紙に直接インクで色をつけます。インクはすぐ乾くようにできていますから、色を乗せてすぐにローラーで挟んでも問題ないため、フチまで全部色を載せても大丈夫というわけです。

印刷所の機械は複合機と同じような作りになっていたり、インクを使う場合でも乾燥まで多少時間がかかったりするため、基本的にそのまま縁なし印刷はできません。

だから仕上がりサイズよりも少し大きな紙に印刷してから紙を切ることで縁なし印刷を実現しています。

デザイン会社に頼むと、デザイン原稿の四隅に線が書かれて仕上がってきますが、あの線が「ここで紙を切りますよ」というラインなんですね。

時々A3ノビの「ノビ」って何ですか?という質問を受けることがあるのですが、これはA3よりちょっと大きい紙、という意味で、A3で縁なし印刷をしたい場合に少し大きく印刷して切るための領域をとってある紙のことを言うわけです。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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