通販導入前にやるべき事

ディーラーで車の整備を待ちながら

データビジネスの姉歯です。

最近、コロナウィルスでネット販売を始めたいという相談をよく頂きます。

その時、決まってお返しするのが、「もっと簡単に売り上げを立てる方法がありますけれど挑戦しますか？」という質問です。

ネット販売は正直簡単ではありません。というよりむしろゼロから始めると乗り越えるべきハードルがたくさんありすぎて大変です。

販売ページ制作コスト、ページへのお客さん呼び込み費用、クロージングのための販売条件調整など、手間だけでなく費用も膨大です。

たいていの場合この費用を回収するまでは早くても半年以上はかかります。このコロナ禍の中で最も必要なのはキャッシュですよね。半年以上先の回収になる出費を、今厳しい状況下でやるべき理由はほとんどないはずです。

既存客を呼び戻そう

一方、既存のお客さんに商品をもう一度買ってもらうのはさほど難しくありません。

既存客に対する連絡手段がない場合は厳しいですが、何らかの連絡方法があるなら、その方法を使ってお客さんに連絡を取り、再度商品を買ってもらえるように働きかければ良いだけです。

電話やファックスで注文を受けても良いでしょうし、ネットを使うならメールやLINEでも構いません。まずは既存のお客さん宛に連絡をして商品を買ってもらえば、ひとまずの売上は立つはずです。

ネット通販を立ち上げて短時間で利益を出すとすれば、それは既存のお客さんへの再購入誘導以外にありません。そして、それは別にネット通販を導入しなくてもできるのです。

もちろん、今後に向けて長期的な視野でネット通販を始めるのはとても良い事です。でも、今目の前の売上がほしいなら、ネット通販よりも先に既存客に再購入してもらう方が効率が良いのです。

既存客へのアプローチ、できていますか？