石巻のカフェより
データビジネスの姉歯です。
仕事柄、いろんなところでネット通販のご相談をいただきます。その中で、未だにSEO神話が生き続けているんだなぁ、と感じる場面がよくあります。
特に「SEO会社に依頼しました」「検索に引っかかるようにするにはどうしたら良いですか?」「広報にお金掛けたくないんですよ」という話はその代表ですね。
はっきり言うと、SEOはビジネスではありません。その理由は大きく2つあります。
- 検索の上位表示自体がかなり難しい
- 検索の順位で売り上げが乱高下する
一つ目の理由は説明するまでもありませんよね。あなたがどんなにニッチなビジネスをしていたとしても、全国を見回したら競合の数はかなりあるはずです。
インターネットを使うという事は全国の競合達と戦うという事を意味します。検索で一位になるには、その競合全てを出し抜く必要があります。これは簡単ではありませんよね。
手間とお金をかければ不可能ではないと思いますが、ざっくり言うと500万円と半年をかけて成果が出たら儲けもの、というのが実状でしょう。
二つ目の理由は、検索のクリック率を見れば明らかです。Google検索の結果1位のサイトのクリック率は21%、2位のクリック率は11%、3位は7%です。2ページ目になるとほぼクリックされていないと言って良いでしょう。
検索の順位はGoogleの気まぐれで常に入れ替わっています。もしあなたのサイトが1位から2位に転落したら売り上げは半分になってしまいます。逆に、2位から1位に上がったら注文が倍に増えますが、その時商品の準備と発送業務は果たしてこなせるでしょうか。
1位と2位が入れ替わるくらいならまだマシです。Googleはある日突然特定のワードが入ったページを検索結果に表示しなくなることがあります。そうなったら売り上げはゼロになってしまいますよね。
自社の売り上げを他社の気まぐれで乱高下させられるなんて最悪です。
あなたはそれでも大金と時間を掛けてSEO神話にすがりますか?
コメント
コメント一覧 (2件)
検索結果1ページ目に表示されると客先で URLを打たなくて済むから楽だし感心される(#^_^#)。
確かにそのメリットもありますね。でも既に面会がかなっているお客さんのためにSEOに時間と手間をかけるのは効率が悪いと思っています。