選ばれ続ける仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
前回、SNS広告を使うにはちょっとしたコツがいるとお伝えしました。
今回はそのコツについて書きたいと思います。
この話を納得するには「メディアに距離感がある」という事を理解する必要があります。
インターネットの一般的なページは距離感が遠いメディアです。現実世界で言えば、パブリックなスペースにいる感覚とでも言えば良いでしょうか。
一方、SNSは一般的なページと違って、利用者同士の距離感がとても近いという特徴があります。
SNSは友人同士でコミュニケーションを取るわけですから、当然と言えば当然ですよね。現実世界で言えば友人の家でくつろいでいるような体験、あるいはそこまで行かなくてもカフェで友人と談笑しているような体験をしている訳です。
この点が広告を出すときに大きな違いとなって出てくるのです。
SNSの「距離感」に気をつけろ!
例えるなら、一般的なウェブ広告は、町中を歩いているときにチラシ配りに出くわすようなものです。よくある出来事ですから、そんなに違和感はありませんし、いやなら受け取らなければ良いだけです。
しかしSNSの利用者に広告を出すというのは、友人同士で楽しく会話しているところにチラシ配りが割り込んでくるようなものなのです。
これはちょっと嫌ですよね。単純に興味がないから受け取らない、という事にはならず、悪い印象を持たれる危険性もあります。
だから、SNS広告を出すならエンタメ要素を増やす必要があります。
友人と会話しているときにチラシ配りが割り込んできたら嫌な気分になりますが、すぐそばで面白い出来事が起きたらみんなでその話題について盛り上がりますよね。
同じように、SNS広告でも面白さや話題性があれば受け入れてもらえる可能性が高くなるという訳です。
広告に限らず、SNSを使うときにはメディアの距離感を念頭に置いて下さい。
例えばSNSでいくらフォロワーがいても商品が売れないのは、楽しく話しているときに突然友人が「うちの商品買ってくれない?」と言い出すのと同じだからです。
この視点はSNSをどう使えば商品を買ってもらえるかのヒントにもなるはずですよ。
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