メディアに取り上げられると起きること

メディアに取り上げられると起きること

選ばれ続ける仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

もしあなたのビジネスが全国放送のメディアに取り上げられたらどうなるでしょうか。

きっと売上はどんどん増えて、さばききれないほどの注文にうれしい悲鳴を上げることになるに違いない。

そう思った方、確かにその通りです。

メディアに取り上げられるとパンクするほどの注文がやってきます。それだけでなく、あなたの商品を扱いたいという会社からも問い合わせが来るようになり、何社かは実際にあなたの商品を扱ってくれるようになるでしょう。

夢のような出来事ですよね。・・・もしそれがずっと続くならば。

私の身の回りで、メディアに取り上げられた実例があります。日曜朝に放送している「シューイチ」という番組で取り上げられ、取材には中山秀征さんがやってきました。

放送された直後から注文が殺到し、1ヶ月後には全国規模の卸商と代理店契約を結び、次々に商品が売れていました。

しかし三ヶ月もすると注文の量は放送前とほとんど変わらない量にまで落ち着きました。代理店契約を結んだ卸商からの注文は放送の半年後を最後に来ていません。

全国放送の力も90日

確かに一時的には大きな売上があがりました。でもそれだけです。

これがメディアに取り上げられた時に起こることです。

この会社はなんとか元々の人手だけで乗り切りましたのでまだ良かったのですが、もしメディアの効果を読み誤り、ずっとお客さんが来続ける前提で人を増やしたり、設備投資をしたりしてしまっていたら、今頃どうなっていたか考えるのも恐ろしいくらいです。

インスタ映えで大量にシェアされたり、バズったときに起きることもこれと同じです。

集客がうまくいけばビジネスがうまくいくというのは幻想です。

集客と同時に、集めたお客さんに残ってもらう仕組みを作っておかなければ、ビジネスはうまくいきません。

次回はお客さんに残ってもらう仕組みの基礎についてお伝えしたいと思います。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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