選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
「補助金の利用対象外なので、返金をお願いします。」
この恐ろしいセリフ、実際に言われた人がいます。
この人は補助金を使って通常のホームページを作ったのですが、実際の補助金の要件は「ネット販売サイトを作る事」だったのです。
結果、ただのホームページは補助金の対象外ということになり、泣く泣く数十万の補助金を返さざるを得なくなりました。
この人は元々補助金を使う予定はありませんでした。でも、ある業者に「これは補助金の対象になりますよ」と言われてその業者に補助金申請を任せ、入ってきたお金を丸々その業者に支払ってページを作ってもらったんですね。
その結果が今書いたとおりの顛末です。
責任を取らされるのは補助金申請者
業者に損害賠償でも請求できれば良かったのですが、この業者は既に廃業してしまっていました。
というのも、他の会社でも同じような事をして稼いでいたようで、この業者が代行申請した補助金利用先を監督官庁が一斉に指導、取引先を失って潰れたらしいのです。
こうなってしまっては泣き寝入りするしかありません。もし業者が潰れていなかったとしても、しばらくは裁判で余計な時間とお金をたっぷり取られた事でしょう。
こんな事をやっている会社は、「ホームページがあれば売上が増えます」「あなたのためにホームページを作ります」「お金は補助金でまかなえます」「申請もこちらでやります」なんて上手いことを言ってきます。
もしあなたにそんな事を言ってくる会社があったら、業者の言う事を鵜呑みにせず、ちゃんと補助金の要件を調べてみてくださいね。
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