仙台の商工会待合室より
データビジネスの姉歯です。
クライアントの補助金事業が終了し、その報告書提出に商工会に来ています。
昨年からコロナ対策の補助金はたくさん出ているのですが、募集の回数を重ねる毎に申請者が増えています。当初、コロナ対策なら9割通ると言われていたのですが、蓋を開けてみたら今回のクライアントさんは採択率三割以下という狭き門を通過しての採択だったようです。
企画から申請までやらせて頂いたので通らなかったらどうしようかとドキドキだったわけですが、無事に審査を通って安心しました。
でも、大変なのが今日やっている報告です。
補助金は申請通りの内容で事業を実施しなければ下りてきません。実際に「申請が通ったのに補助金が下りてこなかった」という方の相談に乗ったところ、申請と違う内容の活動をしていた、ということがありました。
このため、申請通りに事業を遂行して、その証拠を出す必要がある訳です。なんだかんだで厚さ3cmくらいの資料になりましたが、無事に提出できて安心しました。
悪徳業者の手の内
補助金で時々トラブルになるのが、本来補助対象でもないのに嘘の申請をして事業を行わせる業者です。
補助金は業者に対して支払をした後に下りてきます。悪徳業者はこれを利用して「補助金が下りるから」と言って先に支払いをさせる訳ですね。
報告をして補助金が下りないことが分かってから業者に連絡しても「それは補助金の報告が悪かったからで、うちは悪くありません」と突っぱねられ、結局全額を支払わされるというカラクリです。
特に今回のコロナウィルス関連の補助金で通販の仕組みを整えようと思っている方は気をつけてください。
既に通販の仕組みを持っている場合、今回私が使った補助金は対象になりません。にもかかわらずリニューアルで補助金を使おうと持ちかけてくる業者がいます。実際、私のクライアントにもそんな話が来ていました。
補助金を使うときには、是非信頼できるところに相談してください。商工会の窓口は親身に相談に乗ってくれるのでお勧めです。
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