自宅のリビングより
データビジネスの姉歯です。
ビジネスをする時、競合のことは常に意識していますよね。自分たちと同じような商品を販売している人は誰か。近くで同じような商売をしている人は誰か。
でも、自分のお客さんがいつ競合に誘惑されているかを考えている人はあまりいません。少し考えてみれば、あなたのお客さんがいかに脅かされているかが分かると思います。
誰か一人、あなたのお客さんを思い浮かべてください。その人は普段どんな生活をしていますか?
朝起きて食事するまでの間に見るテレビや新聞で、あなたの競合商品の広告を見る機会はないでしょうか。通勤途中の電車の中で見る中吊り広告はどうですか。会社の仕事で外出したときに聞くラジオのCMは?仕事中に通りかかる道沿いのお店は?休憩時間に見るインターネットの広告は?
買い物に行ったとき店頭に並んでいる商品、休日に読む雑誌、メールフォルダに届く宣伝、ポストに投函されるチラシ、街中を歩いているときの呼び込み。ありとあらゆるタイミングであなたのお客さんは競合に誘惑され続けています。
そのどこかのタイミングでお客さんがあなたの事を忘れて競合から商品を買ったらどうでしょうか。その競合がお客さんに手厚いフォローをして、お客さんから忘れられないように手を尽くしていたとしたら。
もしあなたが何の対策もしていなかったら、お客さんはあっという間に奪われ、それっきり戻ってきません。もちろん、そう簡単に他に移っていかないお客さんもいるとは思いますが、そんな人は少数派のはずです。
お客さんをしっかりフォローしてください。その仕組みを作っておけば、お客さんを競合に奪われにくくなるだけでなく、たまたまあなたのビジネスに移ってきた人を放さず、あなたのお客さんとして定着させる事もできるでしょう。
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