ジブリ展で学んだこと

盛岡の喫茶店より

データビジネスの姉歯です。

ジブリ展に行ってきました。岩手県美術館で開催されている、スタジオジブリの美術関連作品展です。

11時くらいについて、1時間見て、じゃじゃ麺か冷麺食べて帰ってこようか、なんて適当な計画を立てていたのですが、前日夜に事態が急変。なんと入場まで2時間待ちがザラだとか言うじゃないですか。

えぇぇ、いま忙しいから朝ちょっと仕事して、終わって帰ってきてからも仕事しようかと思ってたのにー。仕方ないので、学校に行くよりも早く子ども達をたたき起こし、開館時間に合わせて岩手まで行った訳です。

朝イチなら大丈夫だろうと思った見込みも甘く、敢えなく1時間半待ち。当初の予定通り、展示を見始めたのが11時で、12時に見終わって帰ってきました。

展示そのものはジブリだなぁ、という感じだったのですが、個人的に惹かれたのは糸井重里氏とスタジオのあいだで行われたキャッチコピーが決まるまでのやりとりです。僕も言葉を仕事にしているので、やっぱり気になるわけですね。

そこで改めて言葉の力を感じました。ちなみにナウシカのコピー、あなたはご存知ですか?僕も初めて知ったのですが、「少女の愛が奇跡を呼んだ」というものだそうです。

何かありきたりですよね。インパクトも薄く、記憶に残っていないのはそのためでしょう。

これは糸井重里氏が書いたものではなく、ジブリスタッフの手によるものだそうです。一方、糸井氏が関わった魔女の宅急便のコピー「おちこんだりもしたけれど、私は元気です」は、たぶん一度見たら忘れる人は少ないでしょう。やっぱり言葉の専門家は違うと思った次第です。

糸井氏のコピーも簡単に生まれたわけではないようで、もののけ姫の「生きろ。」については、そこに至るまで何十通りもの案が出されたそうです。ジブリに出されたものがそれだけあったという事は、きっと糸井氏の頭の中では数百は出ていたに違いありません。

形がほぼ決まってからも「死ぬなっ。」「生きて。」といったように、細かい部分での調整はずっと続けられたようです。力を持った言葉はこのようにして生まれるのですね。

ちょっとやそっと言葉を変えただけでは人は動きません。あなたの会社の紹介、時間をかけて、深く、じっくり考えていますか?

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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