東松島の印刷工房より
データビジネスの姉歯です。
市場は常に新しい話題を求めています。芸能人の浮気や離婚は、ニュースが出た直後はみんな飛びつきますが、新しい情報が出なくなったら忘れられます。
大ブレイクしたお笑い芸人も、次の新しいネタを出さなければ市場から忘れ去られてしまいます。いわゆる一発芸人というやつですね。
実は商品やサービスも全く同じです。
世の中には同じような商品がたくさんあります。あまりにも多くの商品が作られており、完全に新しい商品を作る事なんてほとんど無理と言っても良いくらいでしょう。
結果、多くの企業は「他より機能が多い」「他より安い」「他より価値が高い」なんてプロモーションをしています。
でも、これはお客さんにとっては新しい情報ではありません。「”すでに世の中にあるもの”よりも良い」というだけの話でしかないのです。
プロモーションを成功させたければ、既存の商品とは全く違う価値を提案できないか考えてください。それさえできれば商品そのものは全く同じでも構いません。
これで成功したのがダイソンの掃除機です。それまで、掃除機は「吸引力が強い」というメッセージで勝負をしていました。どこのメーカーも「うちのほうが強い」と言って売っていたわけですね。
ダイソンはそこに「いくらゴミを吸っても吸引力が変わらない」という新しいメッセージを打ち出しました。結果、あれだけの大成功を収めたわけです。
あなたの商品も、競合商品と全く違うメッセージを出せないか是非考えてみてください。
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