宮城大学の演習室より
データビジネスの姉歯です。
安心と安全はたいていの場合「安心安全」とひとくくりにされます。
「安心安全なサービス」「お客様の安心と安全のために~」なんて表現はよく見ますよね。
でも本来この二つは別のものです。
例えば、世の中ではスポーツカーは安心できない危険な乗り物と思われています。この記事を読んでいる方の中にも、スポーツカーを買おうとして家族に反対された経験のある方もいらっしゃるかも知れません。
でも実際のところスポーツカーは運動性能が高いために高い危機回避能力を持っています。また、高出力なエンジンに対応するための強力なブレーキがついていて、万が一の時には速やかに停車できます。
つまり、スポーツカーはむしろ安全なのです。
お客さんは専門家ではありませんので、本当の意味で安全かどうかなんて判断がつかないのです。
これ、コロナウィルス対策も一緒です。
例えあなたがお客さんのためにどれだけ安全に配慮していても、お客さんにそれが伝わっているかどうかは分かりません。
安心と安全を天秤にかけたら、お客さんにとって大事なのは「安心」なんですね。極論を言えば本当は危険でも、安心と”感じられる”対策をしているビジネスの方にお客さんは集まります。
あなたも安全のための対策をしているなら、それをしっかりお客さんにえてください。それが本当の意味でお客さんを守ることにつながりますし、結果としてあなたの売上も増やしてくれます。
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