選ばれ続ける仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
ちょっと前のニュースになりますが、和歌山県にあるENEOSの大型製油所が閉鎖される事になったそうです。
この製油所は80年の歴史があり、地域の経済と雇用を支えてきました。
このため、閉鎖のニュースを受けて地元の首長さんが「地域に死ねというのと同じじゃないですか」と苦言を言っていました。
さすがに市の製造品出荷額の90%を占める事業所が操業をやめるというのは社会的影響が大きいだろうな、とは思います。でも、本質的にはENEOSに文句を言うのは間違っていますよね。
他社の決定は止められない
だってENEOSは公共事業体ではなく、普通の一般私企業です。だから会社の都合で事業を止める権利があります。影響の大きさをたてに閉鎖を止める事ができたとしても、それで企業自体が傾いてしまえば、日本経済にとってもっと大きな悪影響が出てしまいかねません。
これ、明日は我が身と考えておくべきです。
もしあなたの会社の売上がどこか一つの取引先に依存していたら、あなたの命運はその会社に握られている事になります。
その会社とどんなに深い付き合いがあったとしても、この経済状況ではいつ取引が終わりになるか分かりません。
マーケティングの世界には「ビジネスで1は最悪の数字」という言葉があります。一つの取引先、一つの集客方法、一つの仕入れ先など、「1」という数字を見つけたらなるべく早く解消して下さい。
そうすればあなたのビジネスはもっと強くなります。
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