選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
ポストに投函されているチラシを見ると、多くが不動産のチラシです。あとは宅配寿司とピザでチラシの9割くらいになるのではないでしょうか。
宅配寿司やピザはそれなりの頻度で注文されそうなのでまだ分かりますが、不動産なんてほとんどの人にとっては一生に一度の買い物です。さらに、賃貸の家だけではなく、分譲のマンションにまで不動産のチラシは入ってきます。
こんな状況を考えたら成約率がそんなに高いとは思えません。
チラシをポスティングするのもタダではありません。宮城県の場合、1件あたり3.8円かかります。100回投函したら380円ですし、それを1,000人にやったら38万円です。
にもかかわらず不動産のチラシが投函され続けるのは、その100回×1,000人、つまり10万回に1件でも成約すれば十分に元が取れるからです。
不動産売買の場合、取引金額は最低でも数百万円ですから、1件の取引で利益が38万円より低い事は希でしょう。
これがチラシの大半が不動産広告な理由です。
同様に、ネットで広告をよく見かけるビジネスは利益が大きく取れる仕組みになっています。
不動産のように1回の販売で大きな利益が出せなくても、二回目、三回目の購入で大きな利益が出る商品なら、それを見越して広告を使うことができる訳です。
結局のところ、商品の販売では広告費を使えるところが勝ちます。身も蓋もない話ですが、これが事実です。
売上を増やしたいなら、広告費を使えるだけの利益をどうやったら出せるか、是非検討してみてください。
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