目の前の売上を取ると長期の業績は落ちる

仙台市内のカフェより

データビジネスの姉歯です。

売上には短期的なものと、長期的なものがあります。こう言ってしまうと分かりづらいですが、「今月の売上」と「来月以降繰り返し得られるようになる売上」と言えばもう少しイメージしやすいでしょうか。

多くの企業ではこの二つの売り上げを分けて考えていません。というより、たいていの場合は売上と言えば短期の売上のことを指す企業が多いように感じます。

でも、この二つの売上には決定的な違いがあります。一言で言うと、ビジネスを安定成長させるには長期の売り上げが必要で、短期の売り上げを追いかけ続けているとビジネスの安定成長が妨げられる傾向があるのです。

というのも、短期的な売り上げを作るための施策と、長期的な売り上げを作るための施策はたいていの場合矛盾するからです。

短期の売上が欲しければ、短期的にお客さんから売上を得た方が良いですよね。何なら無理矢理売りつける営業の方が売上が取れるかも知れません。でもそんな事をしていたらあなたのビジネスの信頼は失われ、長期的な売り上げを失うことになります。

逆にお客さんと長期的に安定した関係を作るためには時間もコストもかかりますので、そればかりを求め続けていると短期的な売上が足らなくなってしまいます。

はじめは運転資金が必要なので短期的な売上が必要ですが、それと同時に長期的に売り上げをあげるための行動を続け、いずれは長期的な売り上げをあげるための行動の比率を多くできるようにしてください。

そうすればビジネスを安定して拡大させられるはずですよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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