泉のアウトレットより
データビジネスの姉歯です。
カメラを新調しました。
これまでは2010年発売のコンパクトカメラ+気合いが必要な時は大型センサー搭載の単焦点コンパクトを使っていました。
デジタルカメラの技術は10年前の時点でかなり優秀なレベルにあり、A4サイズくらいまでの印刷物に使うなら当時の機材でも十分な写真が撮れます。
さすがに動画はダメですが、それは別途半業務用のビデオカメラがあるので特に更新する必要も感じていなかった訳ですね。
しかし10年も経ってスマートフォンのカメラがコンパクトカメラに並びました。それに、最近仕事で観光系の取材が増えているのと、この夏人間より猫の方が多い島に遊びに行くので、その時の撮影用にと購入した訳です。
買ったのはレンズ交換式のE-P7という機種。レンズ交換式は次々にレンズが欲しくなっていくらお金があっても足らない、というのは分かっていたのですが、ついに物欲に負けてしまいました。
案の定買った直後から「広く写るレンズがほしい」「もっと明るいレンズがほしい」「もっと遠くが撮れるレンズがほしい」なんて妄想が膨らんでいます。
この「広く写る」「遠くが撮れる」というのをカメラ用語で「焦点距離」と言い、一般的には14mmあたりからスタートして200mmくらいまでをよく使います。
これを1本のレンズでカバーするのは技術的に難しいため、メーカーはよく使うこの焦点距離を埋めるために何本かのレンズを出しています。
結果として欲しいレンズはどんどん増え、俗に言う「レンズ沼」にどんどんはまり込んでしまう訳ですね。
レンズ沼の真相
一般的には「いろんな写真を撮りたいからレンズが欲しくなってレンズ沼にはまる」と言われていますが、僕はちょっと違う側面もあるかな、と思っています。
というのも、人間はなにかの「スキマ」を見つけるとその間を全部埋めたくなってしまう生き物だからです。
何かを集めるのが趣味の人は、足りないものがあるとどうしてもそれをほしくなってしまうという気持ちが分かると思います。40歳以上の人ならビックリマンシール集めの心理、と言うと通じるかも知れません。
レンズ沼もこれと同じです。手元のレンズの焦点距離に空きがあると、それを全部埋めたいという心理が働くんですね。
この心理は多かれ少なかれ誰でも持っていて、ツァイガルニク効果という名前が付いています。言ってみれば人類は程度の差こそあれみんな「集めたい病」にかかっているのです。
デアゴスティーニはこの心理を上手くビジネスに生かしています。あなたも人間の「集めたい病」をビジネスに応用できないか是非考えてみてください。
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