お客さんの反応がいまいちな理由:伝えすぎ

情報が多すぎる

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

先日、どんな料理でも出すというお店を見つけました。

ラーメン、そば、リゾット、天ぷら、唐揚げ。およそランチで選びそうなものが何でも選び放題のお店でした。

一見「とりあえずこのお店に来れば何でも選べる」ので、繁盛しそうに思えますよね。ところがこのお店はガラガラで、駐車場に車が一台も停まっていませんでした。

私自身も「すごい店だなぁ」と思ってその前を通り過ぎただけで、中には入っていません。

たぶんあなたもそうすると思います。

その理由は、買い手側は常に「お金を払うなら価値が高いものを手に入れたい」と考えているからです。

何でも屋より専門店

そばを食べるなら何でも屋さんよりそば屋さんの方が多分おいしいでしょうし、リゾットを食べたいならイタリア料理店の方がおいしいはずです。事実はともかく、ほとんどの人は「専門」の方が価値が高いと感じるわけですね。

「万能洗剤」として売るよりも、同じものをボトルだけ変えて「食器用洗剤」「風呂用洗剤」「トイレ用洗剤」として売り分けた方が売上が増えるのは有名な話です。

もしあなたが命に関わる心臓の手術をするとなったら、総合病院ではなく心臓専門医がいる病院を探すでしょう。

これ、あなたのビジネスでも同じです。

あなたは何の専門家?

いろいろな知識や技術を持っている方、たくさんの経験がある方は自分ができる事を全部お客さんにPRしたくなります。

私もコンサルタントとしての仕事とコーヒー屋としての仕事を両方していますので、目の前の人に両方商品を買ってもらえたらうれしいのは確かです。

目の前の人が何を求めているかわからなければ、どっちかが当たればいいと考えて両方の話をしたくなることもあります。

でも、両方の話をしたら自分の価値が下がってしまいますので、ぐっとこらえます。

是非あなたも自分の仕事をPRするときにはひとつに絞って話をするようにしてください。

いろいろ伝えると逆に価値が伝わらなくなってしまう可能性が高いです。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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