仙台市内のカフェより
データビジネスの姉歯です。
「どうしてこれやってるんですか？」
という質問をよくします。その第一の理由は、私はクライアントのビジネスの専門家ではないからです。私の専門は集客ですが、個別のビジネス分野についてはクライアントには敵いません。だから、分からないものについては聞くようにしています。
第二の理由は、たまに「どうして？」という素朴な疑問がブレイクスルーにつながることがあるからです。例えば、「昔からやっているから」という理由でやっていたことについて、よくよく考えてみたら省略できる事はよくありますし、別の方法ならもっと効率的に売り上げを上げられるケースもあります。
場合によっては、わざわざ売り上げを減らしている施策が見つかる事もあります。その最たるものはポイントカードです。
どうしてポイントカードを導入しているのか聞くと、「周りがみんなやっているから」「リピートを増やすため」「お客さんに感謝するため」といった答えが返ってきます。
でもよくよく考えてみると、周りがやっているからといって無理にポイントカードを作る必要はありません。リピートを増やす目的のポイントカードも、実際はどのくらいリピートを生んでいるか計測している人は希です。お客さんへの感謝も、ポイント以外の形でする事はできますよね。
ビジネスで大事なのは売り上げを上げる事、利益を出す事です。その目的に照らして考えると、ただポイントがたまったら割引するだけのカードに意味はありません。
同じポイントカードでも、ポイントが貯まった人には住所と引き換えに何かプレゼントをすれば、お客さんの連絡先情報が手に入ってダイレクトメールでのフォローがしやすくなりますよね。
しかも、ポイントが溜まるくらい来店してくれる人ですから、ダイレクトメールを出せばそのコスト以上に利益をもたらしてくれる可能性は高いでしょう。
この場合、ポイントカードによってフォローするべきお客さんの情報と、DMキャンペーンの効率向上という結果が得られるわけです。
他にも目的をはっきりさせるべき事はたくさんあります。割引セール、イベント出店、プレゼント。それぞれの活動をするときは是非目的を明確にしてくださいね。
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