From:姉歯@DBm
自宅の作業場より
ビジネスをしていると、お客さんの方が間違っているという事が往々にしてあります。あなたが本当に良い商品を作っているのに、その商品ではなく別の商品を使っている、なんていうのはまさに間違いの良い例です。
自分の商品に自信があればあるほど、あなたは今お客さんが使っている商品から自分自身の商品に変えてもらおうとして説得を試みるはずです。
だってその方があなたにとって嬉しいですし、何よりお客さんにとってもプラスになります。
でも、これはたいていの場合うまく行きません。あなたにそのつもりはなくても「もっといいものがある」と伝えた時点で、お客さんは「良いものを使ってこなかった自分」を非難されたような気分になってしまうからです。
交渉のテーブルに例えるなら、相手の向かい側に座るのが当然と思っている人が多いと思います。でも、可能なら相手と同じ側に座った方がうまく行きますよね。何せ相手と同じ立場で物事を見て、一緒に判断を下せるわけですから。
あなたの製品の良さを伝えるときも、これと同じ考え方で進めるべきです。単純に「こちらの方が優れている」と伝えるのではなく、今相手が使っているものにも良さがある、ということをまずは認めるところからスタートしてください。
そうすれば、相手はかたくなな態度を和らげ、あなたの促す行動をしてもらうハードルが下がります。
明日は「相手がほしいものをまず与えること」についてお伝えします。
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