価値を下げる集客をするな

石巻のコーヒー工房いしかわより

データビジネスの姉歯です。

今よりたくさんお客さんが来てくれればなんでもいい、とにかく集客しなければ、と考えている方が時々いらっしゃいます。でも、集客をするときにはなんでもいいというわけにはいきません。というのもお客さんに提供する価値を下げてしまうと大きな問題が起きるからです。

そもそも、お客さんを集めれば集めるほど、同じスタッフ数では個別のお客さんにかけられる時間や手間が減ります。店舗ならサービスの低下、販売なら商品の品質低下、そしてどんなビジネスでも既存顧客のフォローの減少につながります。

結果として、多くのお客さんが集まり出すと、既存の客さんが離れる結果になりがちです。

より多くのお客さんが来てくれるならそれでいいじゃないか、と思う方もいらっしゃるかも知れません。でもそれが罠です。というのも、一般的にはリピートで来てくれるお客さんの方がより大きな利益をもたらしてくれる傾向があるからです。

新規の集客にはお金がかかりますので、その一点だけでも利益は減ります。それに加えて、初めてあなたの商品を買うお客さんは、高額な商品を買ってはくれないですよね。何度かあなたの製品を買って使ってみて、信頼ができると判断しないと利益率の大きな商品を買ってはもらえないわけです。

つまり、リピートのお客さんを大事にしないと、いくら集客で成功してもビジネスが成長しません。

集客は大事ですが、同時にリピートしてくれる人へのフォローや、サービスの品質については低下させないように気をつけてくださいね。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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