安いのは悪

単価を下げるな

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

安く売る事がお客さんのためになる。

世の中ではそう思われています。これは2つの意味で大きな間違いです。

安い商品は安いなりの価値しか提供できない

まず、商品価格が安いとその分お客さんに提供できる価値が下がります。

安いにもかかわらず本当の意味で高品質な商品を作るのは至難の業です。不可能ではないかも知れませんが、ほとんどの場合そんな夢のような商品を追い求めている間に資金繰りが悪化して会社が潰れます。

価値ある製品や価値あるサービスを提供するには、それなりのコストがかかります。高品質な製品は仕入れや原材料費も高いのが普通ですし、良いサービスを提供するには、サービスを提供する私たちが健全にサービスを提供し、さらにサービスの品質を向上させるための時間とコストがかかります。

そのコストを無理して私たちが吸収しようとすれば、いずれビジネスは立ちゆかなくなり、高品質な商品を手に入れられなくなったお客さんは途方に暮れてしまいます。

安い商品からは低い価値しか受け取れない

二つめの問題は、そもそも人間は自分で払った金額以上の価値を商品から受け取れない生き物だからです。

行動経済学の実験に、全く同じ薬をある人には「1粒500円の鎮痛剤」、別の人には「1粒10円の鎮痛剤」と言って渡し、それぞれに電気ショックを受けてもらうというものがあります。

この結果、1粒500円と言われて薬を飲んだ人は全員が痛みが軽くなったと答え、1粒10円と言われて薬を飲んだ人は全体の半分が痛みが軽くなったと答えたそうです。

お客さんに伝えた価格情報だけでこれだけ薬の体感効果に差が出たのです。この差はもちろんプラセボによるものなのですが、重要なのは価格を高くすることによって実際に痛みが軽減したと感じた人が増えたという点です。

これは価格が製品やサービスの効果に影響を及ぼすという事を意味します。いかに良い商品を扱っていても、安すぎる価格ではその価値をお客さんが十分に受け取ってくれない可能性があるんですね。

安い値付けは必ずしもお客さんのためにはなりません。是非無理な値引きをせず、適正な価格でお客さんに提示してください。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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