とっても甘い冷凍いちごの秘密

東松島の焙煎所より

データビジネスの姉歯です。

昨年、東部地方振興事務所からの依頼で6次化に関するセミナーをしました。

その参加者の中に冷凍の苺を売っている農家さんがいました。

世の中では果物は生が最高で、冷凍や缶詰は下に見られる傾向があります。

でも、その農家さんの冷凍苺を食べたら、、すっごく甘い！生ではそんな甘い苺を食べたことがない、というくらい甘い苺でした。

よくよく話を聞いてみると、この冷凍苺は出荷できずに苺の枝についたまま完熟したもので、それ以上放っておくと悪くなってしまうギリギリのタイミングまで熟したものをまとめて冷凍にしているのだそうです。

言い換えれば、普通の流通ルートでは絶対生で出荷できないものな訳です。

捨てていたけれど付加価値の高いもの

事業者さん的には出荷できないものを凍らせて売っている、という言い方でした。でも逆に「ぎりぎりまで完熟した冷凍でしかお届けできない苺」と言い切ってしまえば、お客さんは飛びつく可能性が高いですよね。

実はこの「本当は捨てるところだけど価値が高い」という例はけっこうあります。カステラの切れ端なんかもそうですよね。

あなたのビジネスにも、本当は廃棄対象だけど、別の使い方で価値が出るものがないか、是非探してみてください。