一日中ランチやってます

仙台市内の喫茶店より

データビジネスの姉歯です。

今日の写真を見てください。

仙台市内を歩いていて見つけたのですが、思わず写真を撮ってしまいました。要はランチメニューにしているお得なセットを一日中楽しめますよ、という意味なのだと思います。

でもそれって「ランチ」メニューである必要がありませんよね。普通のセットです。わざわざこんな看板を出す必要があるでしょうか。

たぶん、この店の近くで働いている人は「いつでも食べられるなら打ち合わせとかで昼の時間がズレたときに来ればいいや」と思って、昼の時間は他の昼しかやっていないランチを出す店に行くのではないでしょうか。

確かに昼食の時間がずれたときは入ってきてくれるかも知れませんが、その時はそもそも他の店もランチをしていませんので、わざわざランチセットを値引きで提供して利益を減らす必要はないですよね。

「終日ランチ」がお客さんに与える影響は?

もちろん、ふらっとランチ時間を過ぎてからおなかを空かせた人が通りがかって入ってくれるケースはあるでしょうから、ランチ以外の時間の集客効果は多少あるかも知れません。

でも全体としての効果のほどはナゾです。この看板を出した場合と出さなかった場合で人の入りがどのくらい違うか計測して、効果があったなら良いのですが。

そもそも、ランチというのは「昼時にだけ食べられるお得なメニュー」という一般認識があり、多くのお客さんはその限定性に価値を感じてランチを頼みます。

それがいつでも頼めるとなると、限定性がなくなって「いつでもいいや」と考えるのが一般的でしょう。それでは「いつでもやっている大安売り」とか「紳士服店の閉店セール詐欺」と変わりません。

「ランチセット終日」というのはお客さんのためを思ってのことかも知れません。でも、それが売上を落とす原因になっているかも知れませんので、気をつけてくださいね。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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