選ばれ続ける仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
このメールを読まれている方は勉強熱心な人が多いので、「ビジネスをやっているなら勉強しなきゃ」と考えている方もかなりいらっしゃると思います。
その時点で他の経営者に比べたらかなり進んでいます。何せ大人になってからちゃんと学ぶ人は33.1%しかいない、という調査結果がリクルートワークス研究所から2018に出されています。
なので、勉強をしている時点で他の7割の経営者よりも有利です。
でも、勉強する人は真面目な人が多いので「ちゃんとしなきゃ」と考えるあまりに勉強のハードルが高まってしまっている傾向があります。
本は一部読めば良い
ビジネスの勉強は学校の勉強とは違います。
学校の勉強は知識を身につけてテストで良い点を取るのが目的(本当はちょっと違いますが)です。でも、ビジネスの場合は「利益を出す」のが目的です。
究極的には成果さえ出せれば勉強のプロセスなんてどうでも良いのです。もうちょっと柔らかい表現にするなら「より効率的に成果を出せれば良い」訳です。
この観点から考えると、「勉強のために本を隅々まで読む」とか「学んだことを全部覚えておく」とか「セミナーで学んだことを全て実践する」なんて事をする必要は全くありません。
一冊の本を最初から最後まで読もうと思ったら、速読でも身につけていなければ最低でも何時間か、場合によっては何日かかかってしまいます。
時間の投資対効果を考えよう
その時間に社長の時給をかけ算してみてください。仮に年収1,000万円だとすると時給はだいたい5,000円くらいになります。本を読むのに10時間かけたとしたら、そのコストは書籍代+50,000円ですよね。
その本で学んだことを実践して10万円の売上が立ったとしたら投資対効果は約200%(2倍)です。
でも、本の一部を2時間くらいで読んで5万円の売上が立ったらどうでしょうか。この場合コストは2時間×5,000円=10,000円なので、費用対効果は500%です。しかも、本を読まなかった8時間を他の仕事に充てられます。
ビジネスの勉強はこれでいいのです。
実際、大きな成果を出している経営者には、「セミナーはアイデアを一つ見つけたら途中でも退出して、すぐに実践して参加費を回収する」なんて人もいます。
ビジネスの勉強は全部を事細かに学ぶ必要はありません。学びは虫食いでも良いので、アイデアを実行することを重視してください。そうすればより早く成果を出せます。
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