スタッフは悪くない

東松島の印刷工房より

データビジネスの姉歯です。

何か問題が起きると、ついついその問題を起こした人を追求したくなります。「私だったらこんな風に解決するのに」「こうしておけば問題は起きなかったのに」「常識的に考えてこの対応はあり得ない」なんて言いたくなってしまうのも無理はありません。

というのも、経営者はその会社で最も能力の高い人材だからです。従業員の方が高い能力を持っていたら、その人が経営するべきですよね。だから、経営者から見たら従業員の能力が足りていないのはある意味当たり前です。

もちろん、中には一々細かい指示を出さなくても仕事をしてくれる従業員もいると思います。でも、そんな人はとても珍しい貴重な人材で、今の世の中そんな人が自社に来てくれる前提で仕事をするのはリスクです。

何より、属人的な能力に任せていたら、そのスタッフがいなくなったら会社の経営は危うくなってしまいますよね。その意味では人に頼らない会社運営の方法を確立するのが経営のリスクを減らす方法だとも言えるわけです。

全ての業務は改善の繰り返しで良くなっていきます。でも、一人のスタッフを指導して改善したってそのスタッフの力にしかなりません。この問題を解決するにはマニュアルやチェックリストを整備するのが早道です。

そのマニュアルやチェックリスト通りに仕事をすれば誰でも一定以上の成果を出せるような体制を作っておけば、スタッフが変わっても仕事の質は下がりませんし、何より改善を積み重ねたマニュアルやチェックリストは会社の財産になります。

スタッフが悪いという考えを捨て、マニュアルやチェックリストが悪い、という考え方に切り替えてみてください。そうすればスタッフに対して感情的になる必要もなく、何か問題が起きたときには確実に改善して会社の糧にできますよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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