株で破産する理由

石巻の珈琲工房いしかわより

データビジネスの姉歯です。

2008年にリーマンショックというのがありました。

あのとき、株で破産した人が大量に発生しました。そんな人たちに全員共通していたことがあります。

それは「何が起きたら撤退するか決めていなかった」ということです。

株価なんてどう動くか分かりません。だから、何が起きたらやめるのかをしっかり決めておかないと、ずるずると続けてしまって、気づいたら取り返しのつかないことになってしまうわけですね。

でも、「個別の銘柄で総資産の1%損失が見えたら手放す」「全体として20の銘柄しか持たない」とルールを決めておけば、ショックで一気に株価が下がっても最大20%の損失で済みます。

さらに、「総資産量が元の資産から50%まで減ったら撤退して戦略を見直す」と決めておけば、後からいくらでも再起できるだけの資産を残せますよね。

起業の時は必ず廃業を考えておこう

株式市場で勝ち続けている投資家は必ずこの「撤退線」を決めています。そしてこれは我々事業家も決めておくべきものです。

日本にベンチャーが少ないのは、失敗すると再起できない社会性だからだ、と言われています。でも、個人的にはそんな事はないと思っています。なぜなら社会性なんて再起にはほとんど関係ないからです。

だって周りに何を言われようと、再起できるようにしておけば自力でいくらでも再挑戦できますよね。

でも、起業の時に余力を残した撤退線を決めず、大きすぎるリスクを背負って起業してしまえば話は別です。そんな起業をすると、周りに迷惑を掛けた上に大量の借金を抱え、一発で人生の退場まっしぐらです。

そんな事にならないよう、是非あらかじめ撤退線を決めておいてください。そうすれば、あなたの目標を叶えるまで、何度でも挑戦できるようになりますよ。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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