「この仕事は自分しかできない」という思い込み

自宅のリビングより

データビジネスの姉歯です。

私はマーケティングコンサルタントとして、売上向上のお手伝いをさせていただいています。

ケースとして多いのはマーケティングを活用した集客のお手伝いなのですが、売上が増やせない理由は集客ばかりとは限りません。

例えば、社長が仕事を抱え込みすぎていてビジネス全体の売上が増えない、というパターンは多いですね。

ビジネスの種類にもよりますが、年商で1億とか2億くらいになるとこの壁にぶつかる社長さんが多いようです。

社長は一からビジネスを立ち上げて育ててきていますから、一生懸命働くのが当然になっています。

このため、社長から見ると、スタッフに懸命さが足りないと感じるのはよくある話です。結果として、「この大事な仕事はスタッフに任せられない」と考えて色々抱えてしまっている方が多いんですね。

でも、いくら社長が頑張ってもできることは限られています。だから、ビジネスを大きくしたければどこかのタイミングでスタッフに仕事を振るしかない訳です。

確かに、仕事を「お客さんのフォロー」といったような大きなかたまりで捉えていると、それをスタッフに任せられない、というケースはあるでしょう。

でも、お客さんのフォローにも部品がありますよね。フォローするための連絡先の管理、来店回数の管理、上得意客とそれ以外の切り分け、電話をかける、メールを送る、お手紙を出す、プレゼントを贈る。

そういった一つ一つの細かい事に分解すれば、スタッフにお願いできる部分が必ず見つかります。

もし一生懸命集客しているのに売上が増えずに困っているなら、あなた自身が忙しすぎないか是非振り返ってみてください。

忙しすぎるようなら、仕事を細かく分けて少しずつスタッフに委任していけば、自然と売上は伸びるようになりますよ。