選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
大学で講義をするとき、学生さんと話をしていると「マーケティング」というものが何かキラキラした華やかな仕事だと考えている人がけっこうな割合でいます。
確かに華やかな側面もある事は否定しませんが、マーケティングの大半は地味なものです。
というのも、マーケティングというのはものすごく広範囲な仕事を指し示すものだからです。言ってみれば「お客さんを獲得して商品を買い続けてもらう仕組み作り」のすべてがマーケティングですから、商売そのものと言っても過言ではないくらいです。
毎日の積み重ねがマーケティング
ほとんどのビジネスは派手なものではなく、毎日地味にやるべき事を積み重ねないと成果が出ませんよね。これはマーケティングも同じなのです。
「1つの商品で○億円の売上」とか「キャンペーン1回で○万人の顧客獲得」なんて事例はありますが、それを実現するには何千何百というマーケティングアイデアを考え、一つ一つテストして、費用対効果が合うまで改善し続ける必要があります。
結果だけを見れば派手ですが、そこに至るまではひたすらに地味な行程の繰り返しなんですね。
天才でなくても派手な結果を出せる
逆に言うと、事業を成功させるには一気に大きな成果を出せるような天才的なマーケティングアイデアなんて必要ありません。
地味でどこにでもあるような商品と、当たり前な販売戦略でも、それを細かく改善し続ければ大きな成果を出せるのがマーケティングです。
その意味では熱意ある天才よりも、地道に仕事を続けられる普通の人向けの戦い方こそがマーケティングと言えるかも知れません。
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