宮城大学の講義室より
データビジネスの姉歯です。
一昨日、人は飽きっぽい生き物だという話を書きました。
ビジネスは成果が出始めると変化に乏しくなり、刺激が減るものなのだ、とも書きましたね。
上手く行く方法が分かればあとはそれを繰り返すだけで、創造力を要求される場面は多くはありません。
その意味ではビジネスはつまらない、面倒臭いことの繰り返しです。創造的で挑戦的な刺激のあることを常にしなければいけないとしたら、それはビジネスとしては失敗でしょう。
何せ、それをできるのは創造力に長け、新しいアイデアが無限に湧き出てくるような人だけです。
でも、人間はそんな人ばかりではありません。というより、常に熱意を持ってそんな取り組みをできるのは社長くらいなものでしょう。
どちらかというと世の中は確実にこなせるわかりやすい仕事を探している人の方が多数派です。
幸いにして、上手く行くやり方が見つかれば、たいていの場合それを誰にでもできるマニュアルに落とし込むのは難しくありません。
仕事を誰にでも、モチベーションがなくても、不器用でも、ただ機械的にこなせばいいレベルまで落とし込めればしめたものです。
その仕事はもはやあなたがやる必要はなく、誰かに任せてしまえば良いのです。あなたは別の仕事に取り組めます。そうすれば、あなたはビジネスを拡大するための、よりクリエイティブな仕事に時間を使えるようになります。
誰でも出来るレベルまで仕事を分解できれば、従業員を雇って教育するのも、仕事を拡大するのも、だいぶやりやすくなりますよ。
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