東松島の印刷工房より
データビジネスの姉歯です。
小学校の頃、剣道を6年間やっていました。
僕個人としては剣道は好きではなく、毎回イヤイヤしながら行っていたのを覚えています。そんな感じだったので、当然教室の中でも最弱と言って良いような立場でした。
毎度毎度試合には負けるし、弱いなぁ、とも言われ続けていたので、僕は剣道が弱いのだ、と思い込んでいました。
なので、中学校に入ってから体育の時間に剣道があると聞いて、「イヤだなぁ」と思ったのを覚えています。
しかし実際その授業時間になってみると、弱い弱いと思っていたにもかかわらず、僕は周りから怖れられました。
弱い、はずじゃ・・・?
どうも剣道経験のない人にとって竹刀はとても重いものらしく、曲がりなりにも6年間やっていた僕は、周りの皆が面を打ち込む間に小手面の連続技を打ち込める程度に早かったのです。
当時の僕は弱いはずなのに強いという状況に戸惑いましたが、要は無経験の人に比べれば6年分強かったというだけの話です。
実はこれと全く同じ状態で自信をなくしてしまっている人がたくさんいます。しかもまじめな方ほどこの傾向が強く出ます。
というのも、まじめな方は一生懸命勉強して、自分より上の人たちをお手本にしています。だから、いつも自分より上手く物事をこなせる人と自分自身を対比して「まだまだだなぁ」と思ってしまいがちなのです。
でも実際そうやって一生懸命取り組んでいる人は、毎日のほほんと暮らしている人に比べたら遙かに多くのスキルを身につけている訳ですね。
もしあなたが自分に自信を持てていないのでしたら、是非一度立ち止まって自分の身の回りを観察してみてください。
きっと今より自信を持てるはずですよ。
追伸
この話は基準を下げようという話ではありません。高い基準を持って努力し続けるのはとても素晴らしいことです。その基準に向けて頑張っている自分自身を少し認めてあげられれば、きっと毎日がもっと楽しくなりますよ。
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