仙台市内のカフェより
データビジネスの姉歯です。
分からないということを認めるのをついつい怖がってしまう人は多いですね。僕もそう思っていた時期があります。
でも、何でも知っている人なんていませんよね。それに、どんなに広く知識をカバーしていても、一つの分野を深く掘っている人には勝てません。世の中の多くの人も感覚的にそれを知っています。結果、専門家は尊敬される傾向があります。
あなたにも何か専門の分野がありますよね。それ以外の分野について知らないというのは何も恥じるべき事ではありません。
何より、分からない事を分からないと伝える事ににはメリットがあります。それは次の四つです。
- 後で困らなくて済む
- 専門家に教えてもらう事で自分の知識が増える
- 相手に喋ってもらう事で相手の情報整理を促せる
- 喋ってもらう事で信頼してもらえる
後で困らないというのは分かりやすいですよね。相手も専門家です。だから、あなたがどんなに知っているふりをしても、メッキは必ず剥がれます。だから、初めから分からないと白状して教えてもらうのが一番です。
ちゃんと頭を下げて専門家に教えてもらえれば、あなたは本物の知識を身につけられますよね。自分で何が本物なのか調べながら知識を付けるよりずっと手間が省けますので効率的です。
相手の情報整理を促せるというのも良い点です。これは特にコンサルティングをしていると大きなメリットになります。分かっているつもりで見えていないこと、素人だから見えるおかしな点が見つかることがありますので、是非相手に教えてもらいましょう。コンサルタントのような知識を使う仕事をしていると知らない事を認めるのは恐怖ですが、むしろコンサルタントこそ知らない事を積極的に認めていくべきです。
最後の、知らないことを白状することで相手に信頼してもらえるというのは一見矛盾しているように見えます。でも、知らない事を知らないと認められる人は「隠し事をしない」という意味で信頼されます。それに、人は自分の専門分野について話したがります。だから、しっかり話を聞くことで相手も「話を聞いてくれた」と感じ、信頼を深められるというわけです。
分からない事は恥ではありません。あなたの世界を拡げるためにも、分からない事を白状してみてください。
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