仙台市内の会議室より
データビジネスの姉歯です。
人間の感覚が重宝される世界があります。例えば音楽とか、演劇とか、場合によってはビジネスの世界でも「嫌な予感」で危機を回避する事もありますね。
でも、それはよっぽど優れたごく一部の人だけができることでしょう。少なくとも僕にはそんな感覚があるとは思えませんし、感覚を頼ろうとも思いません。
本当にすごい人たちですらも、その時の体調や心理的な状態で感覚が変わってしまいます。
結果的に、もし感覚に頼ってビジネスを運営していると、ビジネスと全く関係ない事がビジネスに影響を与えてしまう事になりかねません。
これを避けるには数字を使うのが一番です。
例えば、コンスタントに業績が出ていて、ビジネス的には全く問題がない状態でも、それが長く続くと人は不安を感じます。
不安定な状態からビジネスを始めて業績が安定し始めた時には、「ビジネスが上手くいっている感じ」や「達成感」を毎日味わえます。何せ、それまで不安定が普通だったわけですから、安定し始めればそんな感覚になるのは当然ですよね。
しかし、安定が続くと、今度は安定した状態が普通になります。結果として安定が続くと変化を感じられず、上手くいっている感じも達成感も得られません。このため、漠然とした不安を感じるようになってしまうわけです。
でも、そんな時数字で実態を把握していれば、ビジネスには何の問題もないことは一目で分かります。
不安がなくなれば無駄に保守的にならず、自信を持って新しい挑戦もできるようになります。
もちろん、その逆にビジネスが上手く行っていない事を数字で早めに把握できれば、大きな損失を出す前に対策を打てますよね。
数字が苦手という方もいらっしゃると思いますが、ビジネスの状態は是非数字で把握するようにしてください。
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