史上最大のピンチを値上げせずに乗り切る?

値上げ

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

youtubeを見ていたら、「昭和レトロ自販機のテーマパーク」という動画がお勧めに出てきました。

私も昭和生まれなので、どれどれと思って見てみると、確かに子どもの頃見たことあるような自販機がたくさん並んでいる場所のようです。

中にはうどんやラーメン、カレーの自販機もあり、飲み物よりむしろそちらの方がメインのような雰囲気でした。

とはいえ「そんな楽しい場所があるよ」という動画ではなく、趣旨は「原料高騰分を値上げできない」という話でした。

現在100円とか200円で売っているものを、原料値上げに合わせて10円単位、20円単位で値上げするとおつりの管理が大変になって、両替手数料で赤字になってしまうのだそうです。

お客さんは何にお金をはらっているのか?

確かにそうかも知れません。でも、値上げしないでやり過ごすという戦略は間違っています。

断言しても良いですが、このレトロ自販機テーマパークの商品を200円から300円に値上げしたところで、販売個数はほとんど変わりません。

なぜなら、この場所に来るお客さんは「レトロ自販機で買い物をする」という体験をしに来ているのであって、「自販機で安く買う」ために来ているのではありません。

だから、100円程度値上げしても間違いなく楽しく買い物をしてくれます。

何より、手数料を惜しんで赤字がかさみ、この場所が閉まってしまったら本末転倒ですよね。レトロ自販機で買い物をするという体験をできる場所はそう多くはありません。貴重な体験スポットがなくなったら、お客さんとしてもマイナスです。

お客さんが何をほしがっているのか見間違えると経営判断を誤る事になりかねないので気をつけて下さい。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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