選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
起業をしたいけど、自分には何ができるかわからない、という相談を受ける事があります。
これは初めて事業を始めようとする人にあるあるの悩みで、自分にできることなんて他の人にとっては価値がない、と感じてしまいがちなんですね。
そうなる理由は簡単で、人間の頭の中には「自分にできること」「自分にはできないこと」という二つの分類しかないからです。
自分にできる=当たり前に誰でもできる?
厄介なことに、「自分にはできないこと」には「価値がある」と考え、「自分にできること」は「誰でも当たり前にできる」と考えてしまいがちです。
自分が知識や技術を身につける前、どんなにその知識や技術に高い価値を感じていたとしても、自分が身につけた瞬間に「誰でもできるだろ」となってしまうんですね。
なので、自分が持っている価値にはなかなか気づけないという罠が発生します。
自分の価値に気付くチャンスとしての「イライラ」
でも、それに気づくチャンスがあります。それは「イライラしたとき」です。
人は当たり前にできるはずの事がなされなかったときにイライラを感じます。例えば道具を使っていて機能が不親切なときや、お店で店内のレイアウトがわかりづらいとき。「こんなの当たり前だろ!」と思うからこそイライラするわけですね。
お客さんをイライラさせようと思って機械を設計したり、お店を作ったりする人はいません。
だから、あなたが当たり前だと思ってイライラを感じている問題は、設計者やお店のオーナーにとっては「気づいていない改善ポイント」である可能性があるのです。
是非日常の中でイライラすること、違和感を感じることを集めてみてください。そこにあなたの価値の源泉が見つかるかも知れません。
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