できる方法を考えていたら負け

できるかどうかは後回し

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

現状を何とかしたいと思ったとき、ほとんどの人は「何かできる事ないかなぁ」と考えます。

この考え方をしているうちは現状を変えられません。

ビジネスで行き詰まったときに現状を打破しようと思ったら、できる事からではなく「打破する方法」を考える必要があります。それができるかどうかは関係なく、です。

こんな話があります。

ある靴屋さんがビジネスを立ち上げるとき、ニューヨークで開催される高級靴の展示会に出展したいと考えました。しかし、老舗の靴屋ばかりが出展する展示会では新参の靴屋は門前払いをされてしまいます。

そこで、ニューヨークの会場近くの道路にトレーラーハウスを置いて来場者に来てもらうことを考え、役所に道路の使用許可を取りに行ったそうです。

すると、役所の担当者に「ニューヨークの道路は使用許可が下りない。映画を撮影するのでもなければね」と言われたそうです。

彼は会社の定款を書き換え、映画撮影をテーマにした靴の展示トレーラーを作り、実際に自社のプロモーションの様子を撮影する許可を役所に取り付けて靴の展示をしたそうです。

できるかどうかはやって見てから考えよう

ほとんどの人は展示会の出展を拒否された時点で諦めます。そのハードルを越えた人も、役所で道路の使用許可が下りなかった時点で諦めるでしょう。でも、この人はそこで立ち止まらずに靴の展示出展にこぎ着けたわけです。

たいていの事には抜け穴や回避策があります。できないという判断は本当にどうしようもなくなってからで間に合います。

まずは是非何でも良いからブレイクスルーするための方法を見つけてください。できないかどうかは挑戦してみなければ分かりません。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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