目標を具体化すると上手くいかない理由

目標そのものよりもプロセスを大事にしよう

選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。

経営や目標達成の本、あるいは自己啓発の世界では「あなたの目標をできるだけ具体的に思い描き、達成している自分を想像する」というのが推奨されています。

その目標を周りの人に言うと退路がなくなって目標達成に向けた行動が加速する、なんて話もありますよね。

でも、これを実際にやってみた方はわかると思いますが、具体的で明確な目標を作り、それを達成している自分を想像すると、なんだかその目標に一気に近くなった気がして、行動が先延ばしになってしまうことがあります。

これは脳の認知機能のバグによる現象です。

心理学の世界では、人間の脳は現実と想像の区別が付かないと言われています。

体にとってみれば実際に体験したことでも、脳にとっては実際に体験した結果が脳にインプットされているのか、想像した結果がインプットされているのかがわからないようなのです。

目標を具体化すると行動が鈍る

結果として、具体的で明確な目標をありありと想像すると、あたかもそれが実現されたかのように錯覚し、安心し、行動へのモチベーションが下がってしまうという現象が起きるのです。

さらに身の回りの人に目標を言うと承認欲求が満たされます。

というのも、身の回りの人に目標を話すと、たいていの場合応援してもらえますよね。よほど仲の悪い人に話さない限り、「がんばれ」とか「すごいね」とか「応援する」という反応が返ってきます。

これによって承認欲求が満たされてしまうわけです。

特にビジネスでの成功を目指す場合、承認への欲求が原動力になっているケースが少なくありません。

なので、この欲求が満たされると目標実現に向けた行動力がさらに下がってしまうというわけですね。

目標を本当に達成したければ、その目標を具体的に思い描くのではなく、目標を達成するのに何をどの順番でやっていけば良いかを考えてください。

これが明確になれば、あとは淡々と行動をするだけで目標を達成できます。

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この記事を書いた人

MDR株式会社代表取締役。事業構想修士(Master of Project Design)。宮城の集客・地域の集客news主宰。

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