選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
前回は仕事時間の見積を正確にする方法について書きました。
時間見積の正確性が上がれば、締め切りにあわせて効率的に仕事を処理できるようになります。
ところが、仕事時間の見積もりができても締め切りギリギリになってしまうことがあります。特に面倒な仕事ややりたくない仕事ではよく起きますね。
これを防ぐためには「仕事の終了の締め切り」とは別にいつ始めるかという「スタートの締め切り」を決めると良いです。
「始まり」を決めたら、作業内容は作業は半端でも良い
ポイントはあくまで「スタート」であって、そこで始めた仕事をずっとこなす、という意味の締め切りではないことです。
1週間あれば終わる仕事があったら、締め切りの2週間か3週間前に「始める日」を設定し、その日にほんのちょっとで良いからその仕事に手をつけておく訳ですね。
実際の作業内容は半端で構いません。
すると、日ごとに早くその仕事を終わらせたい気持ちが大きくなってきます。
実は人間はやることが半端な状態で残っていると、それがずっと心の中に残り続ける生き物なのです。
これは心理学の世界で「ツァイガルニク効果」として知られています。
半端な状態で心に引っかかり続けていると、早くその仕事を片付けてスッキリしたくなりますよね。この心理を使って仕事を進めるわけです。
取り組みたくない仕事がある場合は、是非「いつ始めるか」を決めてとりあえず取り組んでください。
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