選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
私は大学で教員をしているのですが、悩みの種に「レポートの締め切り」というのがあります。
レポートを出すと必ず一定数締め切りに間に合わない人が出てくるんですね。ちなみにこのタイプの人たちはとても多くの親戚がいて、なぜかレポート時期に限って体調を崩したり亡くなったりします。
さておき、この締め切り問題に挑んだ先生がいます。アメリカの行動経済学者なのですが、彼は評価に3本のレポートを出し、以下の3つのグループに学生を分け、成績がどうなるかを調べました。
- 3本のレポートに締め切りを設けない(期末までに出せば良い)
- 学生に自主的に締め切りを申告してもらう
- 教員が締め切りを決めて提出させる
この結果、最も良い成績を収めたのは3の教員が締め切りを決めて提出させる場合でした。一方最も成績が悪かったのは締め切りを設けなかったグループで、自主的に締め切りを申告してもらったグループはそこその成績だったそうです。
つまり、締め切りを設定すると成績が上がった訳ですね。
これは仕事でも同じです。
人類最大の発明は「締め切り」
人間は締め切りを設定しないと永遠に先延ばしする生き物です。特に自分でビジネスをされている方は、自分の仕事の締め切りなんて自分次第ですよね。
これがビジネスが前進しない大きな理由なのです。
締め切りを決めて宣言し、その締め切りを守るようにすれば、やるべき事はどんどん消化されて仕事が前に進みます。
仕事仲間に約束するでも、お客さんに宣言するでも構いません。是非自分に締め切りを課して行動してください。
半年もする頃には今と全く違う成果が出ているはずです。
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