東松島の印刷工房より
データビジネスの姉歯です。
あ、そういえばあのお店行ってないな。。
19年前から通っているとんかつ屋さんがあります。大学に入って一人暮らしを始めたとき、たまたま通学路にあったお店です。
当時は初めての一人暮らしということで、とにかく切り詰めて生活をしていました。野菜と言えばもやし、肉と言えば鶏ムネ、実家で採れた野菜が送られてきたらごちそう!という生活です。
しばらくそんな生活を続けていたので、毎日通る道沿いのとんかつ屋さんは気になっても入れないお店の一つでした。
でも暑い暑い夏になり、前期の試験が終わって、ちょっと贅沢して体力をつけよう!と思って初めてそのとんかつ屋さんに入ったんですね。
その時のとんかつの美味しいこと美味しいこと。そんなに厚くもないのにジューシーで、衣はもちろんサックサク。キャベツはみずみずしくて美味しいし、ふっくらしたご飯と、ちゃんとだしを取ったであろう滋味のある味噌汁も絶品でした。
たぶん節約生活の反動もあったのだと思いますが、そのお店の虜になってしまい、学生時代とんかつと言えばそのお店に行ったものです。余談ですが、この店は牡蠣フライも絶品で、当時牡蠣を食べられなかった恋人(今のお嫁)はこのお店で牡蠣を克服、今では牡蠣が好物の一つになっています。
大学を卒業してからも、しばらくは年に一、二度家族でとんかつ&牡蠣フライを食べに行っていたのですが、、よくよく考えたら昨年は行っていません。
特に忙しかったわけでもないので、強いて理由を挙げれば「忘れてたから」ということになるでしょうか。
実は、お客さんが来なくなってしまう理由の一つとして、この「忘れられているから」というのはけっこう大きなウエイトを占めています。
特に常連さんほど「ちょっと忘れててしばらく行っておらず、何となく気まずくてそのまま行かなくなってしまう」ということが起きてしまいます。
忘れていたお客さんは、あなたが必要なくなったわけでも、もちろん嫌いになったわけでもありません。でもあなたの元を離れてしまうのです。これはもったいないですよね。
うっかり忘れているお客さんのためにも、忘れられないためのメッセージをお客さんに伝えてください。
追伸
岩牡蠣の季節なので、今度このお店にとんかつ&牡蠣フライのCランチを食べに行こうと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
節約生活の反動で、そのお店の虜。
いい話だなと思いました。私も昔よく行ったお店のこと、暮らしていた街のことを思い出しました。今も営業してたらいいなあと思いました。
駅前のカフェ、居酒屋。近所の小さい喫茶店。ラーメン屋。食べ放題の店。
普通に食べ物を選べる用になってから行っても、やっぱり美味しいんですよね。最近はまた大学の帰りに寄っています。