選ばれる仕掛け作りコンサルタントの姉歯です。
前回、相手に興味を持って商品についての話を聞いてもらう方法をお伝えしました。
多くの場合、購入率はこれでかなり改善します。しかしもっと購入率を上げたいという場合、売り手であるあなたではなく、お客さんから商品の良さを伝えてもらうという方法があります。
というのも、人間は無意識に売り手の言うことを割り引いて聞いているからです。
同じ事でも誰の言葉として聞くかで変わる
こちらは10の魅力を伝えているのに、お客さんはそのうち5くらいしか信じてくれないんですね。一方で、お客さんの声として10の魅力を言われると、8とか9まで信じてくれます。
これは心理学の実験でも証明されています。
商品について同じ説明を書いた文章を、一つのグループには「メーカーのカタログです」と言って渡し、もう一つのグループには「ユーザーレビューです」と言って渡した上でその商品を実際に使って評価してもらったところ、ユーザーレビューと言われて使ったグループの方が評価が高くなったという結果が出ているのです。
商品について伝えるときには、是非お客さんの声を使ってください。対面で話すとき用に、お客さんの声をまとめて資料にしておくと色々な場面で使えて便利です。
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