愛子のドッグランより
データビジネスの姉歯です。
商品を買ってもらうためには「価値」を伝える必要があります。今回は「価値」とはなにかについて掘り下げてみたいと思います。
まず、価値には大きく分けて機能的価値と、感覚的価値があります。機能的価値とは論理的で具体的なもので、その商品を使う事によって実際に得られるものです。感覚的価値とは、機能的価値を発揮することによってお客さんの内面に生じる感情の変化です。
コーヒーを例に考えてみましょう。コーヒーにはカフェインが入っています。カフェインには眠気覚ましの効果があります。これは機能的価値です。また、カフェインは記憶力や集中力を向上させる効果があります。これも機能的価値です。
コーヒーがお客さんにもたらす本当の変化
カフェインによる眠気覚まし効果によって、ドライブ中に眠くなることなく、家族と安全で楽しい時間を過ごせます。これは感覚的価値です。コーヒーを飲んで記憶力や集中力が改善されたことで受験勉強を効率的に行えるようになり、家庭内のピリピリした雰囲気が緩和され、親も声を荒げる必要がなくなった。これも感覚的価値ですね。
価値をお客さんに伝えるときには、まずこの二つに分けて考える必要があります。多くの場合、商品の機能的価値はお客さんも知っていて、改めて伝える必要はありません。もちろん、改めて伝えたところであなたの商品の評価が上がることも少ないでしょう。
でも、感覚的価値をしっかり伝えられれば、あなたの商品によってどんなに素晴らしい体験ができるかを知ってもらえます。場合によってはあなた自身のビジネスへの見方も変わるかも知れません。「コーヒー販売店」から「受験生のサポート」にビジネスが変わる可能性もあります。
あなたの商品でお客さんが感じる価値は何か、是非考えてみてください。
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